目やにの原因

そもそも「目やに」って何?

目やには角膜や結膜から分泌された粘液に、代謝によってできた老廃物やゴミ、ほこりなどが混じったもの出てきています。
朝起きた時に、目頭や目じりに見られる少量の目やには、正常な代謝活動でできた老廃物でので心配の必要はありません。

では心配が必要な場合とは?

目やにが普段より多く分泌されている場合は、目の炎症反応による分泌の可能性が考えられます。
明らかに普段より目やにが多いなど、普段と違った目やにの場合は、眼科を受診するようにしてください。

目やにの種類

黄緑色で膿のような目やに

黄緑色で膿のような目やにが出ている場合は注意が必要です。
洗顔後など一旦、目やにを取り除いた後も出てくるような場合や、目が明けずらいほどの場合はを細菌の感染による「細菌性結膜炎」の可能性が考えられます。

この場合、速やかに眼科を受診しましょう。

白くネバネバと糸を引く目やに

白く粘々とした糸を引くような目やには「ウイルス性結膜炎」の可能性が考えられます。
一般的に「はやり目」と呼ばれるものであり、感染力が非常に強いため、目を触った手で触ったモノから感染するこがあります。
コロナ禍以降、タオルの共有は家族間でも気を付けている家庭も多いと思います。
ハンカチやタオルの使いまわしをすると簡単に他人に感染するため、十分に注意が必要です。
この場合も、速やかに眼科を受診しましょう。

サラサラとした水のような目やに

花粉症やハウスダストやダニなどをアレルゲンとするアレルギー反応によりサラサラとした目やにが出ることがあります。

目やにだけではなく、涙の量が増えたり、目の充血などを伴います。
コンタクトレンズを使用している方は、アレルゲン物質が付着したコンタクトレンズを使用することにより、症状が悪化することが考えられます。

花粉症の方はこの時期だけでも、メガネを着用することも有効です。

対処法

抗菌成分配合の目薬を(スルファメトキサゾール)使用しましょう。
3-4日使用しても効果が見られない場合、目やにが急に増えたと感じたら、速やかに眼科を受診して下さい。

点眼の際はよく手を洗い、目薬の先を目に触れないように注意が必要です。
(目薬の先が触れるとそこから菌が入ります)
感染症が原因の場合は、人に移してしまう可能性がありますので、十分に注意が必要です。